おおらかな推しの生き方に学ぶ




大橋和也くんが掲載されているPHP11月号を読み、気付くとはてブロの下書きを開いていた。
(いつもそのパターンで書き切れず下書きが溜まっていくが、果たして投稿まで辿り着くのか。)







大橋くんという人間を好きになって約3年。
決して長くはないが、彼の思考や生き方を追い続けてきたつもりだった。だけど、どこか達観していて触れているようで触れられない彼の人間性が、PHPを読んで少しだけ垣間見えた気がする。



"気がする"というだけで、たぶんもっと奥深くに他人には見せない一人部屋があって、彼を全て理解する日なんて一生死ぬまで来ないかもしれない。むしろ、来なくていいだろうと思える人で。大橋くんの全てなんて知らなくっても、一部分を切り取っただけで大橋くんが好きだと思えるから不思議。きっと表に出している"大橋和也"はほんの一部で、でもカッコつけているわけでも、見栄を張っているわけでもなく、嘘がないことはわかる。



だから、いつの時も大橋くんという人間性に触れるたびに新鮮に大橋くんを好きになっていく。これが沼か.....と実感している次第であります。





ここからは、少しネタバレを含みます。



まず、PHPさんが発売前に

PHP誌は人生の応援誌なので、グラビアどどーん❗️というわけではなく、じつは「すみません」感も💦
でも、活字だから伝わるものがあるなあという、フライング読後感😊

とツイートしていた。ヲタクに対する配慮は有難く受け取った上で気を遣わせてしまった申し訳なさと、(とんでもない勘違いをしてますぞ‼️)と思った。顔の良さで売っているジャニーズではあるが、大抵のヲタクというのはそんな推しの人間性に触れるのが大好きである。とくに、大橋担はそれらを大好物とする人が多い、と勝手に思っている。だからこそ、大橋くんを起用してくれたことに感謝しているし、どういった経緯で大橋くんが"見つかった"のか、気になって仕方ない。



3ページ分、びっしりと並んだ大橋和也という人間の生き方に触れられて、率直な感想、嬉しかった。アイドル誌でキラキラアイドルをする彼ももちろん大好きだが、ヲタクという贔屓目が一切ない第三者から大橋くんという人間の面白さや奥深さに気付いてもらえたようで、彼をジャニーズのアイドルとしてではなく、ひとりの人間として見てもらえたようで凄く誇らしかった。








大橋くんが高校生の時、影響を受けた言葉に
「人は百パーセント信じてはいけない。八十パーセント信じればいい。」
というのがあった。


百パーセント信じるというのは、自分の都合のいいように、相手をつくり上げてしまうこと。だから、自分の期待通りのことをしてくれないと、裏切られたと人を恨むようになります。でも、八十パーセントしか信じていなければ、相手が予想外のことをしても許せる。





あれ?この言葉になんだか身に覚えがあって、心の内を見破られたようで、ドキッとした。


そう、人間関係においても言えることではあるが、この身に覚えのある感じ。ヲタクという誰かしらを応援する全ての人間に言われているようで、これを読んだ瞬間にちょっと鳥肌が立ってしまったんですよね、本当に。



推しというのは存在自体が尊い
元気に生きていることがファンサ



といつだって思っているし、口では言うものの、人間そんなに細胞全てが聖母ではないんですよね。推しの好きなもの、思考回路、知れるのならば全て知れたら嬉しい。推しの言うことなら百パーセント信じていると言いたい。

そんな激重な思考で昔からヲタクをしていたとき、自分の感情に依存が入り混じっているとまだ気づいていなかったとき、"裏切られた"という感覚を味わったことがあったなと思い返した。



関西のおっちゃんたちが7人から6人になったときだ。あの時の私は、7人の人間が一生一緒にいると、永遠に続くと百パーセント信じて疑わなかった。疑う隙もないぐらい依存していたのかもしれない。結果として、しばらくの間は抜けたメンバーに対しても、信じてきた過去の自分に対しても思い出を振り返ってはその度に虚しい感情になった。


"信じること"と"依存"は完全にイコールではないが、共存しているとは思う。「百パーセント信じているよ」と言うのは一見すると相手に対する情を感じるが、大橋くんも言っていたように1パーセントのズレがあった時には「信じてたのに裏切られた」というマイナスの感情が生まれてしまう。時として、相手に対する敵意に変わることもある。

人間誰しも相手を百パーセント理解することなんてできるはずないのに、好きな人が相手だと"信じる"を勝手に押し付けてしまおうとする。


だからこそ、大橋くんの"八十パーセント信じる"と言うのを聞いて、この人は優しい人だと思った。


信じている人のことを二十パーセントは信じない。それは、相手に余白をあげて"貴方は貴方だよ"と自由を与える優しさだと思った。大切だからこそ全てを信じない。相手が予想だにしないことをした時にも大橋くんはあの口調で、クシャッとした笑顔で「しゃーないなぁ!」と笑うのだろう。どこまでも果てしなく優しい人である。





そして、大橋くんが今支えにしている
「人間には一本道がある。」
という言葉。

いろいろ迷って横道に逸れることもありますが、一生懸命生きていれば、やがてその大きな一本道に戻ってくる。だから失敗しても、クヨクヨしなくて大丈夫。そう自分に言い聞かせると、落ち込んでも、また前に進んでいけるのです。

スーパーアイドルを目指す大橋くんの一本道というのは「人を笑顔にする」ということだろう。自分の周りにいる大切な人、自分を応援している人、そして出会った人を笑顔にするのが彼の太くて長く果てしなく続く一本道である。

だからこそ、人を笑顔にすることに対してはどこまでも貪欲で真っ直ぐで抜かりない。特に、ステージに立つ彼を見ているとそう思う。自分の事を好きな人には勿論、興味がない人、なにかを諦めてかけている人、俯いている人、怒っている人、悲しんでいる人、全ての人に対して大橋和也という人間は平等に笑顔にする。さすがにここまでだと、もはやアンパンマンじゃねぇかという一人ツッコミをしてしまう程だ。(顔がじゃないよ)(モチモチで美味しそうだけど)


そんな、人を笑顔にするためだけに人生を捧げて努力し続けられる人間なんているのか、と疑う人には伝えたい。大橋和也という人間はそういう人なんだと。いつだって真っ直ぐに一本道を歩いている。ダンスや歌ををもっと上手くなりたい。演技のお仕事がしたい。美味しいものが食べたいけど痩せたい。前向きに楽しく生きたい。その根源にはいつだって人を笑顔にしようとする目的地がある。小さい頃から仕事をして色んな人と出会って、人間の嫌な部分も知った上で人類みんな大好きだと地球ごと抱きしめてしまう強さと温かさがある。もっとたくさんの人を笑顔にするために、日本中、地球中を笑顔にしたら宇宙人まで笑顔にしようとする人である。





PHPを読んで、また1つパズルのピースがハマったような感覚がした。と言っても割合としては、1000ピースあるパズルの1ピースを手に入れただけで、まだまだ膨大な量のパズルがあるのだろう。果てしない。果てしなくてワクワクする。

もっとこれから先も"大橋和也"という人間を好きになるだろうという期待と、でも全てを知ることはないんだろうという諦め。それでも、大丈夫だという安心感。




あぁ、今日も今日とて大橋くんが好きだ